「お約束」なしで成立するもの

関西の人というのは、普通に誰かがボケたらすかさずツッコミを入れると聞いたことがありますが、本当なんでしょうね。

そういうのって、お約束なんて言ったりします。つまり、誰かがボケたら、共通認識として誰かがツッコミを入れる。

この「お約束」というものがなければ、こうした掛け合いのようなものは成立しないわけですが、そうしたことで実は社会全体が成り立っているとも言えるのです。

例えば、「所有」という概念、これも共通の認識を通して成立するものであって、これは俺のものだと一人で頑張っていても、誰にも認めてもらえなければ何の意味もありません。

人と人との関わり合いの中で成立させているものとは、みんなこの「お約束」がそのベースとなっているわけです。

「価値」というものも実はお約束で成り立っているものです。紙幣やダイアモンドなどの価値も絶対的なものではないのです。

日頃私たちが大切だと思っているもののほとんどは、このお約束によってその価値を維持しているのです。

で、ここからが大切なことなのですが、お約束というのは当然のことですが、実在しているものではないということです。

そして、そのお約束や共通認識というものがなくても成立するもの、それこそが真理ということになるのでしょうね。

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