生き方を変えずに癒しが進むことはない

私たち人間は理性的に生きている割には、全く理屈に合わないようなことをやったり考えたりしているものです。

例えば、ある人が何らかの生きづらさを抱えていて困っているとします。それさえ何とかして治すことができたら、人生は一変するのにと。

ところがそのことと、自分のこれまでの生き方を関連づけてみることをしないのです。たまたまその問題を抱えることになったのだと。

けれども、冷静になって見直してみれば明らかなのですが、その生き方をずっと続けてきた結果として、今の問題があるのです。

自分が信じて疑わないその生き方を修正すれば、これまで抱えてきた問題、生きづらさはひとりでに改善するはずなのです。

結局、自分はこれまで通りに生きていきたいが、問題だけを修正して欲しい。これが多くの人々の本音な訳です。

ここまで読んで、自分はそんなアホじゃないと思った人も多いのではないかと思うのですが、でも実際大なり小なり同じことをやっているはずなのです。

癒しが遅々として進まないのは、これが原因と思って間違いありません。その逆も真なりです。

言われるがままに、生き方を変えることができたら、あっという間に癒しが進んで問題はすぐに解決してしまうのです。

それができないのは、ずっと続けてきた生き方、考え方それ自体を自分だと勘違いしているからなのです。

それを変えてしまったら、これまでの自分が消えてしまうと感じるのです。それは、死ぬことと同じで震えるほど怖いのですね。

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