自分の意見を押し通すと、ろくな事がない

小学生だった頃の夏の暑い日の午後、友達と一緒に近所の道を歩いていると、道路工事のおじさんに話しかけられたのです。

「悪いけど、氷を買ってきてくれないか?」と。工事に使う大きな機械を冷やすための氷が必要なんだと。

そのころは、家庭用の冷蔵庫もブロックの氷を買ってきて、それを使って冷やす時代だったのです。つまり、電気冷蔵庫はまだなかった?

自分と友達は、近くの氷屋さんまで行ったのですが、そこでふと自分の心の中に急にある考えが浮かんできたのです。

あのおじさんたちは、きっとこの暑い中で仕事をしていて、冷たいかき氷が食べたいのだろうと。急に思い立ったのです。

そんなところに、ブロックの氷の塊を買って帰ったら申し訳ないと。それで、急きょかき氷屋さんにいくことにしたのです。

友達は、「えぇ〜!?」と言って反対していたと思うのですが、自分の一存で勝手にかき氷に変更して、それを持っておじさんたちのところに戻ったのです。

すると、おじさんたちの苦笑いが起きて…。ああ、やっぱり自分は間違っていたんだなということに気がついたのです。

機械を冷やしたかったのに、かき氷を買って来るだなんて。うっすらとした記憶では、それでもおじさんたちはちょっとしたお駄賃をくれたのでした。

この思い立ったら人の意見を聞かなくなってしまうやつ、大人になってもたまにやっているかもしれないなと、反省する日々なのです。

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