習慣 その2

5月8日のブログで「習慣」について書きました。何かを手放すという場合に、そのこと自体よりも習慣になってしまっている事そのものを手放すということの方が、意外にも難しいというお話でした。

私たち全員が間違いなく習慣化してしまっていることは、実はエゴを選択するということです。それはあまりにも当然のこととして、やり続けてしまっているために選択していることすら気づかないくらいです。

ですから、習慣になっていると言われてもきっとピンとは来ないはずですね。しかし、私たちはエゴそのものでは決してありません。ということは、やはりしっかりとエゴを選択しているということです。

エゴは愛と対極である恐れや怒り、罪悪感などがベースであるため、この習慣をやめない限り本当の幸せはやってきてくれません。

習慣を手放すもっとも大切なことは、そのモチベーションです。何かそれなりのメリットでもない限り手放す必要もないわけですから。

タバコをやめることで健康になるとか、朝寝坊をやめることで一日の時間を有効に使うとか、そういったはっきりとした目的がなければ習慣はやめられません。

しかし、どんな習慣にも大抵はそれをやり続けるメリットのようなものがあるはずなのです。それを無視しないことですね。

タバコを吸うことでイライラしていた気持ちを落ち着けることができるとか、ダイエットの代わりになるなどです。この続けたい部分の気持ちを無視すると、習慣を手放すことはうまくいきません。

逆にその部分をしっかり見てあげることです。それでも当初のモチベーションが高いままでいられるなら、習慣はやめていくことが可能なのです。

エゴを選択するという習慣をやめたら、確実に幸せになるということを理解しなければその習慣をやめることもできません。なぜなら、エゴでいることで、自立もできるし、自分を危険から守ることもできると考えているからです。

それともう一つ、エゴを選択している限り、そこにはニセモノの愛しかないので、決して幸せはやってこないということを見極めることです。

このことに関しては、このブログでも今までに何度となくお話ししてきていますので、それが自分のものになっている人であれば、モチベーションは高く保てるはずですね。

エゴを選択するという習慣を手放して、愛を選択することを意識的に続けていくことで、今無意識にエゴを選択しているのと同じくらいに習慣的に愛を選択することができるようになるはずです。

そこにこそ、本当の幸せがあるということですね。