新しい自分

紆余曲折いろいろなことはあったけど、最後に笑うことができれば途中の否定的なことはすべて消えてしまい、結果として全部OKになってしまうというのが、「終わりよければすべてよし」ということの意味ですね。

私は、自分の人生でこのことを体験したことがあります。会社員の生活を20年以上続けていたときには、いやなことや辛いことなどもそれなりにあったのですが、10年前に今の仕事に変わったときに、この言葉を思い出しました。

後悔したり、反省したりすることは沢山あるものですが、今自分が満足できているのなら、過去のそうした失敗や間違いなどのことは、どうでもよくなるんですね。

いつまでも過去のことを思い悩むということは、今満足できていないということの証拠なのです。「終わりよければすべてよし」は、「今がよければすべてよし」と表現することもできます。

私は殊更終わりということを意識する必要はないと思っています。いつも新しい今が始まり、それは今終わるのですから。

始まっては終わるということが毎秒毎瞬ずっと続いていると思えばいいのです。だから今この瞬間本当に満たされていたら、心の中からネガティブな過去は消滅してしまいます。

そして、今この瞬間始まったことは同じこの瞬間に終わるとも言えるので、未来を不安な心で見つめることもなくなるということですね。

この感覚をずっと忘れないように持ち続けていることができたら、一切の不安や恐れが消えてしまうはずです。勿論、自分を責めたり周りの人を責めることもなくなります。

なぜなら、罪悪感は常に過去にその根拠があるからです。今生まれた自分は今のまま継続するのではなくて、次の瞬間にまた新たに生まれるのです。

だからいつも今が勝負なのですね。過去の中にあっても消えずに残ることが出来るのは、愛だけだと思って間違いありません。それ以外の過去は今とは無縁です。

いつも新しい自分でこのときを生きれたら本当に素敵ですね。

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