現代の物理学においては、私たちの五感、たとえば視覚や聴覚などがどのように機能しているのかという仕組みを詳細に解明しています。
視覚においては、対象物に当たった光の反射光が我々の網膜の中に入り、それが電気信号となって視神経の中を通って脳に到達するのです。
あるいは、聴覚においては、対象物の振動がそのまま空気の振動として伝播し、その一部が我々の鼓膜を振動させるのです。
そしてその振動がやはり電気信号に変換されて、その情報が脳へと伝達されるというわけです。全くもって、うまくできているなと。
こうして五感の仕組みが100%解明されているように見えるのですが、実は最後の部分は手付かずのままなのです。
つまり、最終的に脳に到達した情報からあの色とか形、あるいは音といった感覚がどのように作られるかは分からないのです。
物理学者たちはそこの部分にはあまり触れたがらないのです。なぜなら、どうやったって科学的に解明できないのを薄々気づいているから。
ここの部分が分からないのであれば、これまでの物理学の説明は全て不毛なものになってしまうはずですが…。
本当は視覚や聴覚といった五感なんてものはありません。目も耳もありません。夢の中で肉眼を使わずに景色が見えるのと同じなのです。
そうやって科学的常識のウソを暴いていくと、自然と非二元が身近になっていくのです。当然の帰結としか言いようがありませんね。

