夕べ食事をしながら久しぶりにテレビを観たのですが、それが若い頃から大好きだった恐怖番組の類だったのですが、驚くほど映像がリアルなものでした。
最近あまりそういった番組をテレビでやらなくなったなあと思っていたのですが、本当に久しぶりに観たその番組は強烈でした。
沢山の映像を順次紹介してくれるのですが、今までに見たことがないくらいにはっきりと不可思議な存在が映っているものばかりでした。
その中でも群を抜いて驚いたのは、確かロシアの映像だったと思うのですが、お母さんと女の子がいるのですが、その娘さんが結構な高さに浮いていて身体のバランスを取っているという、不思議な映像。
お母さんは何事もない様子で我が子を見上げているのですが、何とも説明のつかない映像でした。誰かに撮られていると分かった瞬間に、二人は逃げるように去っていってしまいましたが。
奇跡のコースでは、この世界は本質的には幻想であると言っていますが、それでもこの現実で毎日暮らしている私たちにとって、そんな不可思議なことが起きていると思うと、その正体を是非知りたいと思ってしまいます。
しかし、よくよく考えて見れば、自分がこうして生きているというただそのことだけでも、怖いとは思わないまでも、実はとても不思議なことだと思えてきます。
自分はいなくてもいいはずなのに、というよりいない方が十分にあり得ることだと思えます。それが、どうしたわけかこうして生きているのですから。
モノが見えることも音が聞こえることも、何かに触れられることも不思議だなと思えば、これほど不思議なことはありません。
得体の知れないことは恐怖を呼び起こしますが、十分に慣れ親しんだものは、怖くはありません。それでも、その不思議さについては決して色あせることはないと思うのです。
あり得ない不思議な存在である、一人ひとりのことを貴重な存在として目を丸くして見つめる態度でいつもいたいなと、そうすれば常に新鮮な気持ちのままに生きることができると思うのです。