真の自己についてシェアする喜び

ちょうど3年前の9月1日から奇跡のコースを読み出したのですが、その辺りから自分のことをセラピストだとは単純に言い難いと思うようになりました。

というのも、それまでやっていた心理療法の域を脱していくことをはっきり自覚することができたからです。ただ、他人がどう思うかということは気になりませんでした。

きっと、来るべきものがただ自分の人生にやって来てくれたのだろうなと思えたからだと感じています。そのことに逆らう気持ちは最初からありませんでした。

そして、今年に入ってダグラス・ハーディングさんの本との出会いによって、それは決定的になりました。自分のことを心理療法をするセラピストとしては、見なくなったのです。

巷で言われているスピリチャルというものをあまり真剣には受け止めていなかったものの、自分のなかでそれが確定的になったのです。

しかし、ずっと今まで自分がやってきたいわゆる心理療法が無駄だったということではなくて、とてもスムーズな連携ができるものだということも分かりました。

今では、勿論ごく一般的な心理療法もやりつつも、心の中ではいつも自分もクライアントさんも本質的には純粋な意識として、一なるものだということを忘れなくなりました。

自分たちの本当の本当の姿について、語り合うことは自分にとって無上の喜びとなりつつあるのかもしれません。

いまいちまだそうと言い切れないのは、自分が真の自己を見ることに対する心からの信頼がそれほど明確になっていないからなのだと思います。

何よりも、本当は自分とは何者なのかということについて、残された自分の人生をそのことに費やすことになるだろうと確信できるようにはなったかもしれません。