計画を立てる

私は計画を立てるのがあまり得意ではありません。計画を立てるだけではなくて、もっと分かりやすく言えば、何かを計画してそれを遂行することが苦手だということです。

だから、なるべく計画のない毎日を過ごしたいと考えるようになってしまいました。そして、それは会社員を辞めてから、現実となってきているようです。

でも何で計画を作ってそれを実行するという、ただそれだけのことを毛嫌いするのかと考えてみると、そこには明確な理由がありそうです。

一つには、一度計画をしてしまうと、そこには他人との間での何らかの約束事などが発生したりするわけで、その約束を破ってしまうことへの恐れがあるということです。

自分がそうしたいと思って決めた計画のはずなのですが、少しずつその期日が近づいてくるにつれて、何となく憂鬱な気持ちがやってくるのです。

それは間違いなく、約束を破ってはいけないというある種の義務感のようなものが迫ってくるのです。その義務感が自分には重く感じるということなのかもしれません。

ただ単にそうしたいと思っていることを計画通りに遂行するということだけだと、はっきり分かればそこには義務感は起きてこないはずです。

ところが、仮に自分一人だけで決めた計画の遂行であったとしても、やはり自分との約束を守らねばというような強迫観念のようなものがやってきます。

結局、誰かとの約束があろうがなかろうが、一度決めてしまった未来の計画には、ある種の自分を束縛するような力があると感じているんだろうなと思うのです。

最近ようやく、そうしたことから幾分か開放されつつあるのは、コースの勉強会やヒーリングセミナーの会場の予約をするときに、何も感じなくなったからです。

そうした予約というのは、会場の都合で半年以上前に予約をしなければならないのです。かつての自分だったら、それほど長い間に予定が組み込まれていることに耐えられなかったはずです。

ですから、本当にそうした予約をすることはできませんでした。今では慣れも手伝ってか、それほどいやな感じがしなくなりました。

誰かとの約束があっても、罪悪感なしにキャンセルすることができるようになって、責任や義務感からもある程度は開放されてきていると思えるようになりました。

みなさんはどうですか?計画を立てることと、それを計画通り遂行することをミックスして考えないことです。

計画は計画、でもそれを実行するかどうかは、その時の自分が決めればいいことです。そんなふうに捉えられるようになることで、かなり重荷を手放すことができるはずです。