並べない人の心理

先日ちょっと外出したときに、夏休みの割りには人が少なくて快適だなあと思っていた矢先、ある場所で急に人の列ができているところに遭遇してしまいました。

せっかくいい気分だったのが、台無しだと思ったのですが、それも大人気ないし気分が悪くなるのは自分が損してしまうと思って何とか心静かに待とうと思いました。

ところが、その列の一番先頭の人たちがのんびりと写メを撮っていたり、とにかくさっさと行動しないのを見て、どんどん気持ちが悪化していくのを感じてしまいました。

並ぶということが元々苦手だったこともあって、相当に嫌気な刺して何だかすべてがパーになってしまった残念な思いになってしまったのです。

なぜこれほどまでに、並ぶということができないのか、またどうして他の人たちは素直に気持ちよく順番待ちをすることができるのか。

一体どれだけ自分は了見が狭い人間なんだろうと思わずにいられません。この体質は、ずっと子供の頃から知っていて自分なりに馴染んではいるのですが、並ばねばならない事態がやってくる度に、ひどい気持ちになるのです。

並ぶことも楽しみの一つだということを聞いたことがあるのですが、これほど心の余裕が表現された言葉もないかもしれません。

有名なアミューズメントパークなどでは、並ぶのが普通のことらしいし、家族で楽しそうに並んで順番待ちをしている姿を見ると、本当に感心してしまうのです。

いつも不思議に思うのですが、このおとなしく並んでいられない心の状態とはどういうものなのか、是非解明したいものです。

もしかしたら、渋滞を嫌う心理とも通じるものがあるのかもしれませんね。ということは、自分の思うように行動できないことへの反発があるということかもしれないです。

思ったこと、自分の意思を妨害されることへの危機感が異常に強いという言い方もできるかもしれません。

それと、時間を自分の意思とは別の理由で浪費されることへの恐れも含まれているかもしれません。いずれにしても、恐れと直結していることは間違いないようです。

みなさんは、おとなしく並んでいることができる人ですか?もしも、そうならイライラしないコツを教えていただきたいものです。