母親が股関節の手術をしてから、ちょうど一週間が経ちました。そして、今週の頭から少しずつリハビリを開始したのですが、なかなか大変です。
二週間もの間、寝返りさえ打つことができずにずっと寝たきりだったからか、怪我をした左足が鉛のように重いらしいのです。
普段、自分の身体は概ね思ったとおりに動かすことができるのが、当たり前であった感覚が残っているためか、思い通りに動かない足を不思議そうに見ている母の姿が痛ましかったです。
リハビリを親身になって手伝ってくださる理学療法士さんたちは、みなさんとても若くてびっくりしました。
その上誰もがやさしく、労わりの気持ちを持ってサポートしてくださる姿には、本当に感謝せずにはいられません。
母を担当してくださる方などは、身体が小さい女性なので、大丈夫なのかと心配もしたのですが、無駄のない体の動きで充分に大人一人を支えられるのですね。
彼女によると、母の身体がとても柔らかくて力を抜くことが上手なので、快復が平均よりも早いだろうとのことでした。
母は、事故に遭う直前まで毎日スポーツクラブに行って、五百メートル泳いでいたので、予想していたよりも復帰が早くなりそうです。
自分の本質が身体ではないと本当に分かったとしても、やはりこの世界では身体と共に生きていくわけですから、日頃から身体をそれなりに手入れしておくことは大切なことなのですね。
私自身もやめてしまった水泳を、もう一度近々復活させて、なまってしまった肉体をまた元通りにしてあげようと思います。
みなさんも、若い内から自分の身体の手入れを適度にし続けておくようにして下さいね。老後や怪我をしたときに後悔しないためにも。