母は強し!

とうとう今日は、母が手術を受ける日となりました。自転車どうしの事故で転倒して、救急車で病院へ運ばれたのが先週の日曜日のことなので、もう10日経ちます。

執刀する医者から、手術の予定日を聞かされたときには、なぜ10日間も何も処置せずに放置されるのかと、とても理不尽な気持ちでした。

それでも、気を取り直して、とにかく手術されるまでに寝たきりになった母親の気持ちが正常に戻るようにと、毎日病院へ通って力づけました。

毎日、私が言った言葉は、「過ぎてしまえばあっという間だからね」でした。実際、自分の経験からもこれは真実だと知っていたからです。

随分と先の話だなと感じることであっても、結局その日はやってくるし、過ぎてしまうと何と言うことはない、もう終わってしまったといつも感じるのです。

そのことを、毎日毎日伝えていたら、今度は母親の方からもそれと同じ言葉を聴けるようになりました。習慣になるのですね。

結局、手術の日はこうしてやってきてくれました。本当に、あっという間でしかありません。この10日間は、聖霊からいただいた、ささやかな親孝行のための時間だと思っています。

そして、明日以降は、今度は辛いリハビリの毎日が待っていますので、そこは、我ながら得意分野だと思っている、「心を鬼にして」、リハビリに励んでもらうようにしたいです。

親子でもこれだけ違うのかと思うくらいに、不思議なのですが母は状況の変化に対する柔軟性がとてもあって、それはどうやっても敵わないなといつも思っているのです。

ですので、その適応能力を充分に活かすことができれば、また今まで通りの元気な母親に戻ってくれることができると思っています。

いろいろな意味で、母は強し!ですね。