「喪失」よ、いらっしゃい!

2008年の秋から、奇跡のコース・テキストを読み出して、同時にワークブックを毎日実践し出したので、それからもう丸四年が経とうとしています。

コースと向き合うようになって、一番ショックだったことは、教師用マニュアルに書いてあったことが、自分に該当するのではないかと思えることがあったからです。

それは、コースと係わるようになった人の身に起きることについて、いろいろと述べてあったのです。その中でも、大切なものを喪失していくケースがあるということ。

何となく、それは自分のことを言っているのではないかと、直感したのを今でもはっきりと覚えています。

そして、そのことがやっぱり当たっていたんだろうなということが、最近はっきりしてきたのです。執着しているものを手放さざるを得ない状況がやってくるということです。

どうでもいいものを失っても、人は何のショックも受けませんが、大切なもの、ずっと一緒に在りたいと思っているものを失うと、激しい喪失感を感じるのです。

この一ヶ月強の間に、いろいろなものを喪失したような気がします。今これを書いた時点で、まだまだ甘いよって誰かが言ったような感じがしました。

喪失は、自分にとってとても大事なことなんだろうということを、薄々感じてはいるのですが、こうも明確に連続して起きてくると、何かの作為を感じざるをません。

といっても、作為するナニモノもいないということも承知しているので、身勝手な心の反応をただしているだけだということも分かっているのです。

喪失が続くと、コントロールなどできないということを身をもって知らしめてもらえるのでしょうね。それと、喪失に巻き込まれる度合いが格段に小さくなってきます。

これはとてもありがたいことだと思うのです。人情としては、もうこの辺で終わりにして欲しいと思うのですが、それも神のみぞ知るということなのでしょうね。あきらめます。