問題の源は自分自身

誰であれ、今現在の自分を基準にして、いろいろなことを考えているのです。そして、解決しなければならない問題がいくつかあって、それをどうしたら解決できるだろうと真剣に考えるのです。

けれども、実はその問題というのはこれまであなたが生きてきたその結果として、生み出されたものだということに気づかねばなりません。

あなたが抱えている問題は、偶然にそれが出来上がったわけではないということです。当然の結果として、起きるべくして起きてきた問題なのです。

したがって、まず初めに考えねばならないことは、問題自体を眺めるのではなく、これまで生きてきた自分の生き方や考え方、そういったものを点検することが必須なのです。

その際に、人間というのは都合よく自分を見る習慣を持っているので、公平な目を持って点検することがとても難しいのです。

自分に正直に自分を見ることのできる人であれば、自分一人でうまく点検することができるかもしれませんが、最も的確なのは第三者というか、専門家に自分のことをさらけ出して見てもらうことです。

あなたの生き方や考え方、独自の正しさなどをクールに見てもらうことができれば、それが問題解決に対する一番の近道になるのは間違いありません。

そして、問題を解決しようとダイレクトにするのではなく、その大元となった自分自身を癒して行くことで問題は自然と解決するか、小さくなっていくことになるのです。

当然、見たくないものを見ることになるはずですが、その苦しみを避けて通ることはできません。痛みを伴うことを覚悟すれば、恐れは小さくなっていき、直面すれば恐れは消えて行くものです。

そこにこそ、大きな成長があるのですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です