マインドは独創性がない

自分の中での勝手なイメージなのですが、過去が左側にあって、未来が右側にあるのです。そして、目の前の地点が現在というようになっています。

きっと、時間の流れが左側から右側へと進んで行くというイメージなのでしょうね。目を閉じたときに、これをよくイメージします。

左右に過去と未来が無限に広がっているのですが、最近ようやく未来が切り詰められてきた感じがします。つまり、左側に比べて右側がない感じ。

右側だけがスパンと切り取られてしまって、先が見えない、先が無い感覚。未来に意識を向けないというのは、比較的安易にできるのかもしれません。

それに対して、過去はとても難しいのです。その理由は、どんな小さな思考であろうとも、必ず過去のどれかの記憶にアクセスしているからです。

思考が働いていて、記憶を使わないということは不可能なことだからです。だから、瞑想して思考が緩んできたとき、まず先に未来が落ちて行きます。

そしてしばらくしてようやく過去も徐々に落ち始めて行くといった感じです。私たちのマインドというのは、過去の情報なくしては生きられないのです。

それくらい、ずっと連続して過去の記憶を使い続けているのです。だから、マインドが作り出すもので本当に新しいものというのはありません。

どれほど斬新に見えたとしても、所詮は過去のアレンジでしかないのです。思考は、独創的なものを生み出す能力が完全に欠落しているのです。

だから真の芸術はきっとハートが関係しているのでしょうね。

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