立ち止まり現象

先日観ていたあるテレビのバラエティ番組で、子供に深い質問をされたら大人たちはどうするか?というのをやっていました。

その子供は、自由研究で大人からいろいろな事を聞いているのだという前ふりで、「人生ってなんですか?」という質問をするのです。

最初、かわいい小学生の男の子の無邪気な質問が出るのだろうと高を括っていた大人たちが、びっくりしてそれでもある程度は真面目に答えているのが面白かったのです。

ある人は、人生は「罰ゲーム」だと言うし、別の人は、「台風」だという人もいました。誰もが自分なりの言葉で、人生とは?という質問に答えるのです。

そのときに、それまでとは異なる、一種の立ち止まり現象が起きているのを見ました。子供に急を突かれて、どう答えればいいかと迷って、立ち止まるのです。

この立ち止まるという感覚は、とても大切なもので、瞑想にも通じるものなのですね。だから同じことを、自分自身に対してやればいいのです。

ただ漫然と生きているのではなく、時々立ち止まって、できるだけ難しい質問を自分にするのです。難しければ、それだけ思考は停止せざるを得なくなるからです。

そのとき、身体もできるだけ停止させるのがいいでしょうね。というよりは、マインドを立ち止まらせると、身体もそれに伴って自動的に止まるはずです。

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