物語の外には何もない

人生の中には、たくさんのものが凝縮されています。それは人生の目的だったり、目標だったり、人生の意義、意味、価値、それらが複雑に絡み合って物語を作り上げているのです。

けれども、そうしたものは実在するものではなく、すべてが観念によってでっち上げられたものでしかありません。それは思考によって作り出された物語の中にだけ存在するのです。

その結果、人生の愛憎劇や、嫉妬、執着などが多発して、私たちはそうしたものに日夜翻弄され続けているのです。苦しみはそうした劇中の登場人物と同化することによってのみ起きるのです。

だから苦しみから解放されたければ、人生を物語として観る目を養うことです。物語の外には、ありのままの生だけが実在するのです。

そこには、どんな目的も目的地もありません。生はいたって単純明解なものなので、思考で理解することは不可能です。ただ観ることができるだけ。

エゴは物語の中に埋没し続けることで生き延びようとしますが、それは必ず苦悩と共にあるのです。

一方、生は幸不幸もなく、善悪も正不正も何もない無の世界。物語も消えてしまうので、そこには時間すらありません。真実という永遠だけが実在するということですね。

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