絶望が優しさを生む

人は誰でも死ぬほどの努力をして自分を満たしてあげる必要があるのです。自分を満たすことを最優先することです。

そのときに様々な犠牲が発生したとしても、それに負けないこと。罪悪感や不安などにブレーキをかけられないように気をつけること。

そしてどれほど頑張ったところで、自分のマインドは満たされることがないということに気づく必要があるのです。

その経験がなければ、自分以外の誰かのために相手の希望を叶えてあげれば、相手は満たされるはずだと信じて疑わないのです。

あの手この手で自分を満足させようと努力した人だけが、他人を満たしてあげることは不可能なことだと気づけるのです。

そこでようやく見守るということ、ただ祈るということのみが自分にできる唯一のことだと分かるのです。

放って置けなくて余計な手出しをしてみたり、頼まれてもいないのに助言をしてみたり、期待に応えようとすることから綺麗に足を洗えるのです。

自分を満たすことは不可能だったと絶望することで、人は本当に優しくなれるような気がしますね。