内側にある物語を観る

これから書くことは、あまりうまく説明ができない気がしているのですが、敢えて書いてみようと思います。

これはクライアントさんあるあるの話しなのですが、映画やテレビドラマやそれこそアニメなどでも良いのですが、そういったものを観ていて癒しが起こるということ。

ご本人としては、その物語のある部分が気になって、そのシーンばかりを何度も繰り返し観たりするのです。

そのくせそこがどう気に入ったのかが定かではなかったり、観た後に急に清々しい気持ちになったりするのです。

それはマインドが癒されたということなのだろうと思うのです。傷ついて闇に隠されていたものが、類似した他人の物語を観るうちに気づくということです。

自分自身の闇を直接見ることができないので、抵抗のない他人の物語を通して無意識のうちに闇に光が当たるということかなと。

そういうことは当然クライアントさんに限らず、一般的によくあることなのだろうと思います。

けれども、自分の闇に気づかせてくれるちょうどいい物語を運良く見つけられたとしても、次にまたすぐにそんな経験がやってきてくれる保証はありません。

当然効率が悪いのです。だからこそ癒しの作業が必要なのです。運を天に任す必要がなくなるからです。

具体的には、マインドの仕組みや働きを深く理解し、現在の自分のマインドを特徴づけた過去の環境(家庭環境や親子関係)という物語を観ること。

それによって、外側にある物語に気づかせてもらえるチャンスを待つことなく、癒しを進めていけるということですね。