自我はいらない問題を創る

昨日のブログでは、自我は不安を安心に変えようとする一方で、不安がなくなることを恐れてもいるという、何とも奇妙な自己矛盾について書きました。

それをまた違った言葉でoshoは表現しているのですが、それは次のようなものです。

「人はいらない問題を創る。私はあなた方に理解してもらいたい。自分で創る問題以外に、生において問題など存在しないのだ。」 by osho

これまた高齢になった母親の言動を見守っていると、上記の言葉がスッポリとはまって、非常に納得がいくのです。

客観的に見て何一つ問題がない状態において、あれやこれやと勝手に問題を創りあげては、困った困ったとやっているのです。

食べ物がなくなったらどうしよう。家の鍵が見つからなかったらどうしよう。こうした不要なありもしない心配事を無限に作り出しているのです。

私たちは問題が起きれば、いち早くそれを解決してスッキリとしたいという願望を持っているのですが、一方で問題がなければそれはそれで困ってしまうのです。

だから自我の毎日というのは、問題を創って(見つけて)はそれを解決するという無限ループを呈しているのです。

いわゆる自作自演という言い方もできると思います。ああ、そういえば15年くらい前に「人生は自作自演」という記事を書いたことがありました。

今日の内容をもう少し一般論に拡大したような内容だったと思います。ホームページのコラムの方にありますので、気が向いたらそちらも読んでみて下さい。

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