無意識の抑圧を見抜く

女性と男性とでは違いがあるのかなとも思うのですが、とりあえず私はいわゆる「サプライズ」というものが苦手です。

なぜかというと、独りよがりのような気がして優しくないなと感じてしまうからです。これを読んでいる人で、サプライズが大好きという人もいるかもしれませんが…。

それから、「サプライズ」にすごく近いニュアンスの「良かれと思って」というのもありますが、私はこれも苦手です。

悪意がないのはもちろん理解できるのですが、相手の気持ちが分からないままで何かをしてしまうというのは、やっぱり優しくない気がするのです。

サプライズや良かれと思ってというものが、世間でまかり通ってしまうのは、自分は相手の気持ちが分かるという身勝手さがあるからではないかと。

昨日のブログでも書いたことですが、自分以外の人の本心は聞かなければ分からないということを忘れないことだと思うのです。

そしてシンプルに、相手に聞きましょう。幼い子供に対して、何はともあれ「どっちにする?」とか、「どうしたいの?」などを聞いてあげるのは基本です。

子供よりも経験豊富な大人の自分の方が正しい選択ができるからと、子供の気持ちを聞かずに選択してしまう大人がいるものです。

時間の節約なのか、あるいは面倒だからなのかは分かりませんが、いつも相手の気持ちを聞けるくらいの心の余裕は持っていられるようにしたいものです。

そして実はここからが本題なのですが、気持ちを聞くということは、自分自身に対しても有用なのです。

明示的に自分はどうしたいんだろう?と聞いてあげることです。そうすることで、普段は勝手に通り過ぎてしまっていた無意識的な抑圧を避けることにもつながるのです。

そうすることで、何となく分かっているつもりでいた自分の本音に、しっかり気づけるようになるのですね。