バカバカしさに気づく

私たちは毎日の生活の中で、物事を善悪や正不正のような概念を使って判断するように習慣づけられてしまっています。

あの人の行いは良いことであり、また別の人の行為は悪いこと、のように評価しています。

だからこそ、申し訳ないことをしたなと思えば、得意の罪悪感に苛まれることになるし、不正を正さねばと感じれば深刻な気持ちになるのです。

けれども、この世界には悪いことがあるのではなく、バカバカしいことがあるだけなのだと気付けばいいのです。

そこに合点がいけば、何であれ深刻になることも激減するはずです。あるいは罪悪感もそれほどは気にならなくなるのです。

昨日のブログの記事をここで持ってくるなら、最も表面的な私の自我さんは結構真面目で、時として深刻になったり罪悪感をつらく思うこともあるのです。

ただ、その奥にある自我はあらゆることの中にあるバカバカしさに気づいているので、かなりの部分を達観することができるのです。

そして最後の意識に近い部分は、起きることがただ起きているだけだという淡々とした見方をしているので、善も悪も消えている状態なのですね。