以下の osho の言葉をしっかり胸に刻んでおきましょう。
『生はどこでもないところからどこでもないところへの旅だ。それを通して達成されるものは何もない。誰ひとり、生を通して何かを得た者はいない。
人々は走る。疾走する。そしてどんどんスピードをあげてゆく。が、彼らはけっしてどこにも行き着かない。』
私たち(自我)は、より早く、より強く、より高く、より賢く、より多く、より正しく、という戦いにいつも挑んでいます。
このままでいいとは決して思っていない証拠です。昨日よりも今日、今日よりも明日という具合に進み続けようとするのです。
ところが、osho が言うように生はそれを通して達成するものなど何もないのです。本当は誰もがそのことを知っています。
知っていながらそれを認めようとしないのは、自我にとっては走り続けなければ底なし沼にズブズブと沈み込んでしまうと恐れているからです。
実際前へ進んでいる気がしなければ、自我は憔悴してしまうのです。自分はまだまだイケると思ってはいませんか?
いやいや、どこへも行く所などありません。それを腹の底から認めることができるかどうか、そこには大きな気づきがありますね。