私たちは誰もが幸せになりたいと願っています。その幸せというのが一体どういうものなのかをあまり考えることもなしに。
その漠然とした幸せを求める気持ちというのは、もう少し精度を上げて見てみると満たされたいと願っていると気づきます。
満たされたいというのは満たされてはいないからですね。満たされていないというのは、不平不満、希望が叶えられていないというものです。
満たされようとして誰もがやろうとすることは、一生懸命努力をすることだったり、強く願うことだったり、戦略的に生きることだったり。
つまりは、満たされるためには得ることを前提としているわけです。得ることなしには満たされないと信じているからです。
けれども、心理的なことをじっくり見つめてみると、満たされないというのは状況を受け入れられないからだとわかります。
もしもあなたが受け入れてしまったら、満たされようとする欲望は消えていってしまいます。これがマインドの原理です。
結論として、もしもあなたが誰よりも満たされたいと願うなら、人一倍受け入れるようになればいいだけだということです。
自我にとっては受け入れられないことが山ほどありますが、どうして受け入れられないのかというのを、一つひとつじっくりと検証してみることもありだと思います。
そしてほんのちょっとしたきっかけによって、これまで受け入れることができなかったことでも、自然と受け入れられるようになることもあるかもしれませんね。