毎日の生活を通して、一瞬一瞬自分を見守り続けることが、どれほど大切なことなのかを理解している人は少ないかもしれません。
自分の存在を肉体だと思っている人は昔よりは減ってきたのかもしれませんが、それでも肉体を自分自身の中心だと思っている人は多いのでしょう。
しっかりと見守り続けることができたなら、あなたは決して自分のことを肉体だとは思わなくなるはずです。
なぜなら、肉体はあなたを見守ることができないし、見守っている主体としてのあなたは肉体ではないと気づくからです。
夜寝る前に、今日1日の自分を思い出そうとした時に、そのイメージの中に自分の肉体の姿が浮かぶのは当然です。
肉眼で見える自分は肉体だからですね。けれどもそれと同時に、見守り続けたのでしたら、見守り続けた自己のことも思い出すはず。
そしてその見守り続けた自分は、1日のことを思い出している今この瞬間の自分を見守っている自分と同じものなのです。
それは時間的隔たりもありません。見守ることは究極的には、時空を超えているということですね。