マインドのトリックに気づく

今日は毎日のようにマインドが作り出す馬鹿馬鹿しいトリックについて書いてみようと思います。

例えば、自分はダメだと思い込むとします。つまり自己否定をするのですが、それが辛いので何とかしてその自己否定から逃れようとするのです。

ここまではいいのですが、自己肯定ができるようにと必死に頑張って正当な高評価を得るために努力するのです。

ところがこの努力の原動力は自己否定からやってきているので、頑張れば頑張るほど、そしてどんな結果を出そうと自己否定がなくなることはないのです。

もしも自分は惨めな奴だと思い込んでいるとしたら、そこから脱却するために自分は決して惨めではないと言えるような人生にしようとするのです。

これも同様にして、その努力全体のエネルギー源こそが自分は惨めだという苦しみであるので、惨めを固定化することになるのです。

このカラクリに気が付かずに、人生をかけて挽回しようとすることがバカバカしいことだと言っているのです。

ではどうしたらいいのか?まずは、自己否定も惨めさも思考、つまりは思い込みに過ぎないということに気づくことです。

事実ではないことを相手にどれほど努力したところで、勝つことはできないのです。なぜなら戦いの相手に実体がないのですから。

思い込みであることに気づき、そこから逃れるための努力全体を放棄することです。そして活動の原動力を変えること。

不安や恐れや苦しみを原動力にする代わりに愛を使うこと。つまりは、シンプルにそうしたいと思うことをすることです。

そのことが結果として、思い込みという幻想から解放されていくことに繋がるのですね。思い当たる方は是非実践してみてください。