osho の言葉で、「至福に満ちた人とは、期待せずに生きる人、ただ生きる人、…」というのがあります。
期待せずに生きるようになれば、自ずと至福に満ちた毎日がやってくるということですが、それは自我ゆえにとても難しいのです。
不可能と言っても過言ではありませんね。なぜなら自我は欲望を糧に生きているからです。期待=欲望だとしっかり理解することです。
なぜだか欲望というと否定的なニュアンスになりますが、期待というと肯定的な雰囲気が出てくるのです。
それで期待することはいいことだ、期待されることはもっと素晴らしいことだという間違った解釈が生まれてくるのです。
欲望が純粋な愛ではないことは分かるのですが、期待は愛だと勘違いしているのです。けれども、期待が愛ではないことは明白です。
あるアスリートを応援していて、優勝して欲しい!と願うわけですから、欲望な訳です。言い換えれば、優勝してちょうだい!となります。
応援して何が悪い?という声が聞こえてきそうですが、良い悪いということを言いたいのではなく、そこには愛はないよということ。
愛は◯◯して「ちょうだい」という言葉とは正反対です。溢れてくるのでそれを外側に向けて放つこと、それが愛なので期待とは真逆です。
これでもう分かったと思いますが、人に対する期待、自分に対する期待、誰かの期待に応えようとする、そのどれにも愛はないことを忘れないことですね。