ゾルバ・ザ・ブッダが理想

かつての仏教徒などの出家者が行う修行として、托鉢と言って信者の家々を巡って食料などを乞う、いわゆる乞食行というのがあったのですね。

人間の欲というものを完全に否定して苦行を積むといった感じで捉えているのですが、私はそういうのが本当に苦手なのです。

欲を抑圧したところで、いつかは反逆に合うのが関の山なのです。それは不自然極まりない生き方ですし、まるで人生を楽しむことが悪のように思えてしまいます。

だから禁欲的なガンジーの生き方には興味がないのです。美味しいものを食べずに我慢し、貧しいことを良しとするのは馬鹿げています。

精神性だけを高めた聖人が、物質的なことを価値のないことと見下しているように感じられます。osho はそれに対して真っ向から反対しました。

それがゾルバザブッダという生き方。ゾルバという男は俗な生き方、物質的な欲を解放して好きに生きた人の代表なのです。

その一方でブッダとして最高の精神性も兼ね備えている、これこそが理想だということです。誰もが本来当然のこととして持っている、物質的な豊かさの中で生きるとともに、内面はブッダとして生きる。

これって理想ですね。身体と心と本質のどれも大切で、どんな価値の上下もないということです。だからみなさん、自由に気ままに好きに生きて人生を楽しんでくださいね。