二つの同一化はどうやったらはずれる?

生まれた時からずっとこの身体と共に暮らしてきたので、この身体も自分の一部だと信じて疑わないマインドが出来上がっているのです。

だからこそ、身体の死を自分自身の死だと認識することになるのですね。身体の老化や病気なども自分自身に起きると考えるわけです。

これって、至極当たり前のことですよね。人生のどこかのタイミングで、自分は身体ではないと理解したとしても、自分と身体の同一視はそう簡単には消えないのです。

だからこそ、自分の本質は意識なんだといくら理解したとしても、やはり死ぬのが怖いままで生きて行くことになるのです。

この強烈な身体との同一化は、一体どうやったらなくすことができるのでしょうか?頭での理解だけでは、どうも無理のように感じます。

百歩譲って、身体との同一化が取れたとしても、今度はマインドとの同一化が残ってしまうのですから、困ったものです。

自我そのものはマインドの中にあるのだとしたら、この同一化をはずすのは並大抵のことではない気がします。

そこはひとっ飛びに、自分とは純粋な意識なのだというところへと行ってしまいたいところですが、これも難しそうです。

もしかして、肉体の死後もこの世界に強く執着していると、マインドとの同一化がそのまま残って、地球と霊界の間の幽界というところに止まってしまうのかもしれません。

自分は意識だとして、できる限り見る側でいるように練習するしかないのかもないですね。こりゃ大変だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です