小学校の高学年の時に、初めて男性の先生が担任になったのですが、私はその先生のことが大好きでした。
比べるのはどうかと思うのですが、小学生になってそれまでの二人の女性の担任とは全く違う感じがしたのを覚えています。
何か見張られていた気持ちの悪さが無くなったというのか、何だか自由な感じがしたのかもしれません。
授業中に、その先生から◯◯という人物をどう思う?という質問をされたのですが、きっとその人物は歴史上の偉人だったのでしょうね。
そんなことには全く興味を持っていなかった私は、その質問に対してただ「偉い人」とだけ言って、その場を逃れたのを記憶しています。間違いなく苦笑いされましたね。
もう少しまともなことが言えなかったのかなと思うのですが、その先生に甘えていたので本当にどうでもいいという態度でそう言ったのだと思います。
実際、何歳になっても誰かを尊敬するといった類の感覚が全くないので、こればかりはどうしようもないのです。
凄いなあと思う人はいても、尊敬がよくわからないのです。年上を敬うという気持ちも薄い気がします。
また、あの人みたいになりたいという願望もずっと前からなかったので、もしかすると他人にそれほど興味を抱いていないということなのかも。
ただ私の場合、特殊なのかもしれませんが、人のマインドの仕組みや働きなどには大いに興味があるのです。
その一方で、どんなクライアントさんであれその人の職業や、人生でどんなことをしてきたのかなどを意に介することはありません。
なので、セラピストという職業は、ある程度自分に合っているのかもしれないなと、今更ながら思うのですね。