呼吸のように自然にやってくる

何度も繰り返し同じネタを書いてしまって申し訳ないのですが、私のマインドの中にいる自動演奏さん、呼び方を変えれば鼻歌野郎のことを、今日もどうしても書きたいのです。

彼は年齢的にはきっと10代だろうと想定しているのですが、なぜなら自分が10代の頃から確実に存在していたからです。

そして今やもう、例えて言うならまるで呼吸のように何気なくやってくるのです。そして、最近では私にバレないように小さな音量で奏でるのです。

私は決して悪者扱いしているわけではないのですが、ただ主人の私がいらない時にやってくるので、それを止めたいというだけなのです。

随分前のことですが、歌手の宇多田ヒカルさんが、常に頭の中に音楽が流れ続けていると言うようなことをある番組で話していたのです。

なるほど、プロのミュージシャンともなれば、それくらいのパッションがあって当然だし、仮に趣味のレベルであろうと音楽に思い入れがある人であれば、いつも音楽と一緒の生活は想像がつきます。

けれども、私は音楽がちょっと好きという程度だし、歌も下手くそだし毎日の生活の中にそれほど音楽が入り込んでいるわけでもありません。

確かに若い頃は、一人で音を重ねて楽曲を作って楽しんだりしていたこともあったのですが、それもど素人のお遊び程度です。

独り言のようなものがバックでずっと続くよりはいいのですが、それでもマインドをシーンとした気持ちのいい状態にしておきたいときに、バックグラウンドミュージックは不要なのです。

彼をおとなしくするのが先決か、彼から距離をとって聞こえないようにするのがいいのか、いずれにしても彼が作った脳内のニューロンの神経回路は、かなり丈夫なものができてしまっているようです。

本気で彼を止めようと思い立ってもうそろそろ一週間が経ちます。まだまだ成果は出ていないので少し先が思いやられますが、この作業も楽しみながらやるようにしたいですね。