至福の時間

昨年の12月にオフィスを引越ししたことで、いろいろなことが一度にドッと押し寄せてきて、それらが一応収束するまでに結構な時間がかかりました。

それでも今月に入ると、そうした煩わしい事柄がなくなってしまい、また今までどおりのごく平凡な毎日がやってきています。

その毎日とは、ほとんどやらなければならないことがないという、忙しく身体を動かしていなければ気がすまない人にとってはほとんど拷問のようなものに感じるかもしれません。

本当に毎日何も特別しなければいけないことがないのです。ただ、仕事の予約が入ったらそれに従ってセッションをこなしていくのみです。

そして時間のあるときには、スポーツクラブへ行って水泳少々と大好きなサウナに入るという毎日になりました。

今は、セミナーもやらなくなったし、講座もやってないですし、何一つイベント事がなくなってしまっているというのも、一役買っているのでしょうね。

まとまった時間を取って、瞑想に当てるということもなくなりました。その代わり、日々のあらゆる瞬間に、自分の本質に注意を向けることができるのです。

何も生産的なこともないのですが、私にはやはりこうした日々が合っているのかもしれません。サウナでの自己への注意は殊更意義深いものがあります。

いつしか、自分が身体であるなどという思い込みは、どこかへ行ってしまったようです。彼方に在る真の自己に憩うことが、至福の瞬間ですね。