心の中にあるたくさんの隠し事

日ごろから、自分の心の中に浮かんできた感情なり想いなりをよくよく見てみるというクセがあります。それがいいものでもいやなものでも。

ついさきほども、ちょっとコワメの感情が出てきました。それは、自分は所詮独りぼっちかもしれないという想いです。

この真っ暗な宇宙空間の中で、自分独りがただ居なければならないというようなものです。自分の感覚では、これはかなり幼い頃に感じていたものだという気がします。

結局それはちょっと出てきただけで、最後まで見切ることはできませんでした。きっと都合が悪いものなので、深い部分で隠してしまうのでしょうね。

小学生のころに、死んだらどうなるんだろうというのがやってきたときに、本当に心が凍りつくような恐怖を感じて、顔面から血の気が引いたことがありました。

これも、ほんの数分くらいのうちに分からなくなってしまったことを覚えています。子供の頃というのは、そうやって自然と不快な感情を感じないようにしてしまうということを繰り返しやってきたんでしょうね。

そうやって隠してきたものが、何かの拍子にふと顔を出すことがあるのですね。あ、見つけたと思って注意深く見てみようとしても、またすぐに隠れてしまうのです。

実はそうした否定的な感情だけでなくて、心が温まるような愛?の感情も突然出てくることがありますが、これもまた長続きしてくれません。

きっと、自己防衛のシステムからすると、そうしたものさえも都合が悪いものだという判断がなされてしまうからかもしれません。

まだまだ自分の心には、隠し事がたくさんあるようです。それもまた、おつなものかもしれません。