こうは思われたくないというあなたの気持ち

私たちは誰だって、人から否定されることを恐れています。恐れているというとオーバーに聞こえるのでしたら、否定されたくないと思っていると言ってもいいです。

ちゃんとしなければいけない、誰からも後ろ指さされたくない、親切でしっかりした人と思われたい、人格者と言われたい、こうした気持ちを持っていないといったらウソになるはずです。

そして常に、他人からどのように見られているのかを、気にしながら生活しているのです。誰だって嫌われるより好かれたいのですから、これは当然のことです。

あなたは実際、周囲の人たちから○○とは思われたくないというのをどれだけ持っていますか?勇気を持ってリストアップしてみてください。

沢山見つかるかもしれませんし、ほんの少しだけかもしれません。いずれにしても、○○のように見られるのだけはいやだというのが見つかったとします。

その気持ちがどこから来るかというと、自分が「自分のことを○○であるとは思いたくない」、という強い気持ちを持っていることからやってくる、つまりそれが原因なのです。

そしてそれは、「自分のことを○○であるかもしれない」として恐れてもいるのです。更には、心の一番奥には、「自分は○○に違いない、そんな自分は駄目だ」を持っているのです。

こうした強烈な自己否定感をまっすぐに見て、あるがままを受け止めることです。そして、そういう気持ちを一切裁かずにありのままにOKを出してあげるのです。

そうすると、自分のことを○○だと思われるのは絶対にいやだ、という気持ちが薄らいでいきます。その結果、他人からそのように思われてしまうという現実も消えていくのです。