親二世を見守ってあげる

初めに、自分自身を批判するのを止めることだ。批判する代わりに、あなたの不完全さ、あらゆる弱さ、あらゆる誤り、あらゆる失敗を持つあなた自身を受け入れることから始めてごらん。完全であることを自分自身に求めてはいけない。それは不可能な何かを求めているだけだ。所詮あなたは人間なのだ。

by osho

確かに↑これは正論ですし、癒しの基本中の基本ですね。このことを深く自分の内面に浸透させる必要がまずあります。

自分自身を批判するクセは、幼い頃に親や周囲から批判されたり否定されたという思いが作り出すのです。

自分の中に、そういう親と同じ部分を作って、実際に親に批判される前に自分で自分を批判することによって危険回避をしようとしているのです。

これを親の内在化と呼びます。つまり親二世を自分の中に作ってしまうわけなので、成長して実際の親と離れたとしても一生ついて回ることになるのです。

なので、↑のような正論を聞かされても、はいそうですかと自己批判をやめていけるわけではありません。

この親の内在化による自己批判、自己否定は放っておけば、人によっては死ぬまで活動し続けるのですから、タチが悪いですね。

むやみに自己批判をやめればいいと頑張るよりも、まずは親の内在化された部分をよくよく見つめてあげることです。

それは必死に幼い自分を守ろうとしているだけだったと気づいてあげること。そうやってそれをまるごと見つめて受け止めてあげるのです。

それが発動するときには、常に見ててあげることができるようになれば、自然とその部分を使わずに生活することができるようになってきます。

これが意識的に生きるということですね。