真理は永遠だし、空であるからどんな変化もないのです。そこには時間も空間もないので、それを自我は把握すらできません。
一方でこの宇宙、この世界、空から立ち上がってくるこの現象界というのは、常に変化し続けていて、決してその動きを止めることはできません。
私たちはそうしたダイナミックに変化するこの世界で生きているのです。そのため、自我は不安をなくすことができないのです。
変化しつづけるのは、地球の動きや天気ばかりではなく、私たち一人ひとりの内面も同じなのです。
誰かをずっと愛していたいと願っても、誰かにずっと変わらずに愛されていたいと願っても、そこにはどんな保証もすることはできないのです。
未来に何がやってくるのか分からないから不安なのですが、だからと言って変化をコントロールしようとしても不可能なのです。
何かをコントロールしようとするマインドは、決して満たされるということはないのです。
結局、いかに変化を楽しめるのか、それが人生を楽しむキーになるのだと思うのです。