マインドへの期待を放棄する

初めに、自分自身を批判するのを止めることだ。批判する代わりに、あなたの不完全さ、あらゆる弱さ、あらゆる誤り、あらゆる失敗を持つあなた自身を受け入れることから始めてごらん。完全であることを自分自身に求めてはいけない。それは不可能な何かを求めているだけだ。所詮あなたは人間なのだ。

by osho

所詮あなたは人間なのだ、というのを所詮あなたはマインドなのだと言い換えてみてほしいのです。

あの人、この人、という代わりにあのマインド、このマインドというように見ることを練習するのです。

本当の私たちは決してマインドなどではないのですが、誰もがマインドと自己同一化しているので、そのように見るのが正しい見方なのです。

マインドは、不完全で、弱く、誤りだらけで、失敗をするものです。それを避けることはどうやっても不可能なこと。

この不可能性をしっかり見抜くこと。不可能なことを前にして、完全に無力だということを理解することです。

それこそが肩の力を抜いて、緊張から解放される唯一の方法なのです。自分のマインドに何かを期待するのを放棄することです。

マインドの領分を熟知すること。それは常に防衛し続けるのです。だから真の愛を知ることはありません。

マインドが愛してるという場合は、自我の愛であって、無私の愛ではないのですから。真の愛とは、マインドが消えた時の状態をいうのです。