それこそ星の数ほどある問題行動の中でも、摂食障害で苦しんでいらっしゃる方は多いですね。そのほとんどが女性なのですが。
男性の場合には、食べることへの興味が女性ほどには高くないというのがその理由かもしれません。
それと、食べることがそのまま外見の変化に結びつくということから、痩せたいという願望が拒食を起こさせるということもあるのでしょうね。
摂食障害には拒食と過食があるのですが、確実に拒食症の方が頑固で治りにくいように感じています。
とは言っても、過食症もご本人は非常に辛い毎日を送られているのです。健康で楽しく美味しい食べ物を食べたいという当たり前のことができないのですから。
過食を治らせないようにしている要因の一つに、自責の念があるのです。過食をやめられない自分を責めていると、その反発として過食は続くのです。
その理屈は簡単。元々過食は問題行動の一つなので、根っこに自分の気持ちを分かって欲しいという願望があるのです。
だから、過食を自分自身で責めてしまえばやっぱり分かってはくれないんだという思いがやってきて、分かってもらうまで過食を止めるわけにはいかないのです。
この仕組みをしっかり理解することができれば、おのずと過食は改善していくはずなのです。