かつて地球が宇宙の中心で、太陽もその他のすべての星々も地球の周りを回っているという、いわゆる天動説が常識だったときがあったのです。
まさか自分のいる地球、自分の土地が太陽の周りをグルグル回っているなんて、思いも及ばなったのです。
それが、コペルニクスの地動説によって完全に覆ってしまったのですが、それが広く浸透するまでには大変な時間がかかったし、抵抗も強くあったはずです。
けれどもどれほど堅牢な常識であろうとも、勇気ある科学者の存在と、それが間違っていることであればいずれは修正される運命にあるのですね。
私たちが暮らしているこの時代にも、そういった間違って広まってしまった常識というものはたくさんあるのです。
その一つに、放射能は怖いという常識があります。福島の原発事故がきっかけとなって、多くの人が政府のいう常識を植え付けられました。
その大元はICRP(国際放射線防護委員会)というところがだしてきた被曝の基準値。年間1ミリシーベルトという値なのです。
ところが、調べてみれば分かることですが、この値は80年も前に出されたあるデータをもとに作られたもので、今では勇気ある科学者からは完全に否定されているのです。
もしも日本政府が最新の科学を取り込む勇気があれば、福島から退避して帰ることができずにいる多くの人々の人生が救われるでしょうね。
私たちが個人として生きているという常識も、真実は違うところにあるのです。それを垣間見ることができた人だけが知っていること。
けれどもこれもいずれはすべての人が気づいていくことになるのだと確信しています。