人はシンプルな生き方を実践すれば、自動的に癒されていくものです。シンプルさとは自然であるということと同じなのです。
たとえば、自分自身に対して何も押し付けたりしない、自分に過大な期待をしない、できれば期待を一切しないでいればそれが理想です。
人はいかにあるべきかというルール、あるいは観念を持って生きることをやめること。そういった正しさは自己防衛でしかないからです。
つまり自然であるとは、心理的な無防備さからやってくるとも言えますね。こうした幼な子のような生き方こそがシンプルで、自然であるということです。
逆に、過去と未来が大切な自我に巻き込まれてしまうと、複雑で不自然な生き方をすることになるのです。これこそがドラマチックな人生を生むのですが…。
とりたてて他人に話すようなことのない人生でいいのです。階段を見つけたら、それを登ろうとする代わりに、それを放棄するのです。
何かを成し遂げようとする目標志向から解放されて、充分に今この瞬間を堪能できる日々になるといいですね。