真理というのは非二元のこと、つまりは二元性の世界である私たちの宇宙の根っこを意味するのです。
人によっては、真に正しいこと=真理だと思っている場合もあるかもしれませんが、それは間違いです。
正しいこととは、正しくないことと対を成すことで意味を持つのです。だから正しさは二元性の世界のものなのです。
真理は、正しいことと正しくないことの両方を含むとも言えるし、そのどちらでもないともいえるのです。
一つの例を挙げると、正しいことというのはその時代によって変わるものです。先生が生徒にゲンコツを与えることが良しとされる時代がありました。
ところが今では何であれ暴力はいけないことだとみなされるのです。あるいは、かつては芸能人と暴力団が友人同士というのが公に認められていました。
それが今では一緒に写真を撮るだけでもとんでもないことだとされるように変化したのです。このように、正しさは変化するのですが、真理は変化しようがないのです。
真理とは無なので、変化する何ものもないのですね。だから時間もないし、永遠のものなのですね。