普段はあまりないのですが、それでもたまに会社員だった頃のことを思い出して、結構大変だったなあと振り返ることがあります。
例えば、朝オフィスに出勤していざ職場のドアを開けようとしたときに、何となく吐き気がするような感じがしたこともありました。
ドアノブを握ることをほんの少しの時間ですが、躊躇しているような感覚もありました。もちろん入ってしまえば、なんでもないように挨拶を交わすのです。
また、ある年末年始の連休の時に、朝目が覚めた時に夜中ずっと仕事のことを考えていたことに気づいて、ああやばい状態だなと思ったこともありました。
そんな時、家の近所のローカルな踏切にいる、あの踏切番のおじさんになりたいと思ったり、とにかく何でもいいから気軽になりたかったのですね。
これも今思うと変な習慣ですが、朝少し時間に余裕を持って起きて、食事や身支度を済ませたあと、もう一度布団の中に潜るのです。
と言っても、15分くらいだったと思うのですが、これから戦場に向かう前にもう一度安らかな時間を持ちたいという願いだったのかなと。
その少しの時間にウトウトすることもあって、もしかして今セラピストとして生きているこの現実は、その時に見てた夢だったらどうしよう、そうだとしたら…。
目覚めた時に絶望するでしょうね。あまりに夢と現実の違いが大き過ぎるので。でも仮にそうだとしたら、きっとこの夢が役に立つはずです。
というのも、この夢のおかげで辛い毎日を生きなければならないのは、自分の生き方、考え方が原因だとはっきり気づいたからです。
あの時の自分にこの夢の中の自分から伝えてあげたい。もういいから、どんな代償を払ってでも自分自身を取り戻せ!と。