幼稚園に通っていた頃のことですが、みんなで輪になって椅子取りゲームをやったことがありました。
先生がピアノを弾いて、それに合わせてグルグル歩くのですが、ピアノが止まった瞬間に一目散に椅子に座るのです。
椅子に座れなかった人が抜けていって、最後まで残る人が優勝するというゲームです。音楽がない場合は、みんなでただグルグル歩くのです。
で、先生がストップと言ったら我先にと椅子を目指すのですが、集中してそのストップの掛け声に耳を澄ますのです。
あの瞬間というのは、すごく集中していて雑念のようなものはほとんどなかったと言ってもいいでしょうね。
あなたの頭の中で活動し続けている思考も、あなたのストップ!という合図とともに停止してくれたらいいのですが…。
なかなかそううまくは行かないものです。というよりも、思考を停止させようとすればするほど、思考は反抗的に活動するものです。
もしも瞑想の時などに思考を止めたいと願うなら、ストップの合図よりも友好的に、その思考を見守る方がいいのです。
経験すればすぐに分かることですが、思考は見守られると逆に自動的にその活動を縮小するものなのです。
是非試してみてください。