思考と意識の違いに気づくことができると、それだけで何かが変わってくるはずです。逆に言えば、その違いが曖昧であれば自我に100%乗っ取られて無意識でいるということです。
とにかく自我というのは、思考に基づいて活動しているので、思考がなくなってしまうと窒息することになるのです。
私たちが息を止めて何とかして持ち堪えられるのは、せいぜい2分とか3分くらいのものですね。自我はどうでしょう?
自我は思考なしの状態でも息を止めて冬眠しているような感じで、かなり長く生きていることができるのではないかと。
それでもあまりに長い間思考なし状態が続けば、いずれは自我は消滅せざるを得ないはずなのです。経験がないので、そのあたりは微妙なのですが。
もしもあなたが真実を垣間見たいと本気で願うのであれば、思考が作り出す自我の世界から離れる必要があります。
思考の描く世界は、真実を覆い隠すものでしかないからです。人間が生み出す社会というのは、そのほとんどが思考で彩られています。
思考の世界で生きることが悪いということではないのですが、それが全てだと思うのは間違いだということです。
それはあまりにも軽薄過ぎるのです。私たちの本質はこの社会の中にあるのではなく、その次元から離れた真実にこそあるのですから。