人類よりも遥かに進化した宇宙人がいたとします。その進化は文明だけでなく、精神面での進化も果たしていると仮定します。
もしも彼らが地球にやってきて、我々人類を観察したとしたら一体どんな感想を持つのだろうかと考えたことがあります。
きっと最初に驚くのは、人間のマインドを考察してこう言うはずです。
『え、内面の9割以上の自覚がないなんて。一体彼らはどうやって自分を生きているのだろうか?しかも、残りの1割弱の自覚も、ほとんどが無意識的であるなんて。
それじゃあ死ぬことを恐れるあまりに、生きるということがシンドイことになるに違いない。ほとんどの人々が不安に苛まれているのも頷ける。
だからこそ人類の歴史のほとんどが戦争という名の殺し合いに明け暮れてきたのも不思議ではない。さあ、どうやって彼らに事の真相を知らせればいいのか?
最も困ったことは、自らを自我と同一視してしまっているので、肉体の死とともに自分自身も死ぬと思い違いをしていることだ。
自我の思い描いた夢の中で生きていることに気づいてくれたら、話しは早いのだけれど、それにはもう数100年はかかるのかなあ…。』
人類の病みがあまりにも深いので、助言するのも難しいと思ってサッサと帰還してしまうのかもしれませんね。