瞑想をしていて感じることがあるのですが、それは瞑想中に身体を動かしてしまうと、どうも感覚を普段の状態へと戻されてしまう傾向があるなと。
だからこそ瞑想中は、なるべく身体を動かさずにいるようにするわけですね。けれども、それはどうしてなのか?
私なりに導き出した答えなのですが、身体を動かすということは空間内を移動するということを意味しますね。
それはとりも直さず、自分は局所的な存在であるということを印象付けることになるのです。そうやって、個体として空間から分離しているという確固とした感覚を絶やさないためなのかなと。
身体をなるべく動かさないでいるようにする方が、全体性の感覚がやってきやすいのもそのためなのだろうなと。
全体性の感覚とは、時空はない(幻想である)もしくは、時空を超えているというものです。どちらも同じことです。
子供の頃、身じろぎもせずにじっとしていることがなぜか好きでした。あの頃は自覚はなかったですが、今思い返すとそうやって全体性の感覚を取り戻していたのかなと。
子供の頃は、この世界にやってきてからまだ日が浅いだけあって、来る前の感覚が色濃く残っていたりするのかもしれませんね。