オギャーと生まれた赤ちゃんの頃から、私たちはずっと外側の世界に魅了されてきました。我々の五感も外側から情報をキャッチできるように作られています。
だから自然に生きていれば、自ずと外側の世界へと注意が向いてしまうのも当然のことだと分かります。
ところで、人間だけが外側の世界だけではなく、それを認識する内側の世界があることに気づいているのです。
他の動物にはない画期的な能力だと思っているのですが、その大切な能力を十分に発揮していない人もいます。
つまり、常に外側の世界ばかりに気持ちが向いてしまい、まるで動物のように内側の世界を認識するのを忘れてしまった人たちです。
これからの時代、内側に意識を向けていられる人とそうでない人とのギャップが、これまで以上に大きくなって、その溝は決定的になってしまうように感じています。
もしも、外側の物質世界にばかり、気を取られて生きてきたという自覚があるなら、今すぐにでも心を入れ替えて内側の非物質世界への注意を怠らないようにする必要があるのです。
このことは、これからの地球人にとって避けて通れないことだと思うのです。例えば、自分を見るということについて考えてみます。
その時に、自分のことを客観的に見ることをイメージするとしたら、それは内側の世界を使って生きてこなかったことを物語っています。そして客観視するのは左脳なのです。
逆に、内側から自分を見るという感覚があるなら、それは内側に意識を向けてきたことを証明していますし、右脳的な見方でもあると言えますね。
どちらが正しくて、どちらが間違っているということではないのですが、この二極化はきっと引き返せないところまで進んでいくでしょうね。