全ては過ぎ去っていく

この宇宙、この世界の法則、あるいは特徴を一つ挙げるとすると、それは全てが一過性のものでできているということかなと。

始まったものはいずれ終わりを迎えるし、生み出されたものはいずれは消えていくことになっているのです。これが法則です。

この法則の意味するものって何なのでしょう?それは、実在するものではないということです。実在は変化しないからですね。

つまりこの世界のありとあらゆるものは、実在しないもの、幻でできているということになります。

だからこそ、夢のようなものという感覚になるのかもしれません。夢だからといって軽視したり、バカにする必要はないのですが。

要するに、やってくるものに一喜一憂するのはバカバカしいよねということです。それに気づけばいいのです。

何かがやってきて、ええええっと思ったとしても、それは確実に過ぎ去っていくことが決定しているわけです。

それがどれほど嬉しいことであれ、苦しみに満ちたものであれ、内容のいかんに関わらず容赦なく過ぎ去っていくのです。

そのことを忘れずにいられたら、起きてくることに影響されることなく淡々とした人生を送っていくことができるはずです。

そうなったら、起きてくることに抵抗しても仕方のないことだと分かるし、それを判断したところで意味もないと気づくのです。

そして、それに執着することがいかにアホらしいかがより明確になります。全ては過ぎ去っていく、これが極意ですね。