探究を続けて行ったところで、それは目的志向なので、自我の範疇だし、どこへも到達することはできないと気づいたのですね。
逆に、探究こそが自我の中に留まることでもあると知ったのです。それなら、探究はもう意味がないのでやめようと。
それでも、それはそれで何かを変えることにはならないわけで、これまでの自分のままでずっと生きていくことになるのです。
じゃあもうどうしようもないじゃないかと。何をしても何をしなくても、何も変わらないし、苦しみから解放されることはない。
完全に行き詰まったなと。自我が行き詰まることは決して悪いことではないと、知識としては知っているのです。
けれども、やはりそれは進むべき方向を見失ってしまった感じがするのです。でも本当は進むべき方向なんてないのですね。
目指すは、死に至るときに全く動じない内面を作っておくこと。それだけが残っていることだと思うのですね。
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