感謝は幸せのバロメーター

なにげない毎日の生活の中で、感謝を感じることがどれだけあるかということが、その人の幸福度を表す一つのバロメーターになると思います。

それは何か特別なことがあって、そのことに格別の感謝を感じるというものとは違いがあります。例えば、旅先などでトラブルに出会ってとても困っている時などに、見ず知らずの人に親切にされるという経験は、感謝の念を引き起こすはずですね。

こうした経験も確かに幸運ではあるし、とてもすばらしい体験をしたということには違いないのですが、しかし一番贅沢な感謝には、特別なことは何も必要としないのです。

私にとって毎日感謝をし続けられるのは、セッションに来てくださるクライアントさんや講座に来てくださる受講生のみなさんに対してです。

自分の癒しをこの先も進めていくために必要となるお金を与えていただけるだけでなく、多くの気づきをも与え続けていただいているからです。

自分が一人ではどんな癒しも満足にすることができないということは、痛いほどわかっているからです。

日常的なことでは、蛇口から必要なだけ飲むことのできるきれいな水やお湯を出すことができるということや、雨や風をよけるために快適な部屋があるということ。

宇宙レベルで言えば、限りなく奇跡的なこの地球の自然環境もそうですね。人間を含めたさまざまな生き物が存続できるあり得ないくらいに設えたものだと言えます。

幻想であるにしても、60兆個の細胞が複雑に機能を果たすことで成り立っている自分の身体にも感謝の念を感じることができます。

感謝は愛の一つの表現であると思います。自分が誰かに愛されているという感覚を持つことができること自体、大きな感謝を感じずにはいられません。